学校の様子 [2024年12月]

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  • 『みんなそのままの自分(素自)で大きくなってね』講演会テーマ「自分のことは 自分で認める(自認:じにん)」【川越中学校「いのちの大切さを考える講演会②」浦狩 知子さんから深く学ぶ】浦狩さんからのメッセージ『川越中の生徒のみなさん全員が前のめりになるくらい一生懸命に話を聴いてくれる姿。私、今日、みんなに話をしている自分がみなさんの真剣に聴いてくれる姿に涙が出てきました。本当に嬉しかったです。ステージでしゃべってる私が一番感動しました。川越中のみなさんに「ありがとう」と感謝の言葉を伝えてください!相談したいこと、聞いてみたいことがあればいつでも聴いてくださいね!

    『PDF版 12月20日(金)いのちの大切さを考える講演会内容 『自分のことは 自分で認める(自認:じにん)』

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    【浦狩 知子さん】

    2015年15歳の子からカミングアウトを受け、医療・教員・人権どの窓口からも子どものことを肯定される活動を行っています。性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例の検討委員を務めた。現在は、いなべ市 地域おこし協力隊で「LGBT専門相談員」としてジェンダー外来の医師とセクシャルマイノリティーの教員と共に相談会を開催している。

    校長がどうしても、浦狩 知子さんを川越中学校の子どもたちにどうしても出会ってほしくて、今日、念願かなって講演会を実施することができました。

    講演会では、「多様な性の存在」について気づき、周囲の人や仲間のこと、そして一番は自分のことを大切に考えるきっかけをつくっていただきました。中学生の子どもたちは、今、思春期真っただ中。みなさんの中には、自分の性にも、自分の将来のことにも不安や悩みを抱えている人がいると思います。浦狩さんとの貴重な出会いは、川越中のみなさんに『「素自」はすべての人が持っているのが当たり前、「素自」を大切に。みんなそのままの自分で大きくなって!』という、優しくてあたたかい言葉の意味が必ず伝わる出会いとなったのではないでしょうか・・・。

     

    【講演会を終えて、校長室に戻ってきた浦狩 知子さんから一番に発せられた言葉から・・・】

    『川越中の生徒のみなさん全員が前のめりになるくらい一生懸命に話を聴いてくれる姿。私、今日、みんなに話をしている自分がみなさんの真剣に聴いてくれる姿に涙が出てきました。本当に嬉しかったです。ステージでしゃべってる私が一番感動しました。川越中のみなさんに「ありがとう」と感謝の言葉を伝えてください!相談したいこと、聞いてみたいことがあればいつでも聴いてくださいね!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    【子どもたちの感想から・・一部抜粋】

    ■全部がみんな一緒、同じというわけではないから、どんな人でも自分があるから、まわりの人にながされずに、ありのままの自分でこれからも生きたい。「これから」がどんな風になっているのか自分でも相手にも誰にもまだ分からないことがたくさんあるから、「今まで」、「今」、「これからも」ずっと、ずっと好きな自分でいたいし、もっと自分のことを知って、自分のことをもっと好きになれるようになりたい。今日学んだことは、たくさんの人、その人一人ひとりには、それぞれの思いや生き方があって、その一人の生き方は絶対に間違ってはいないこと。まわりが~~だから、~~こうだからじゃなくて、私は、まわり~~だけど私は私!という心で力強くこの先にある人生を楽しく、明るく、元気に生きていきたいなって思っています!今日はありがとうございました!!

     

    ■今回の講演会で「ボランティア」は何かを助ける、手伝うという意味ではなく、一緒に、共に歩んでいくということがボランティアということがわかりました。人にはその人にしかない性があり、それを認め合っていくことが大切。自分の「素自」を大切にし、自分以外の人たちのことも大切にしていきたいと思いました。「性」は「心」と「生」が合わさっています。カミングアウトをしてくれた人がいたら、私は必ずその人の味方になりたい。これからも人と関わること、多様性を大切にしていきたいと思いました。

     

    ■性的指向と性自認には様々なものがある。自分はどこに当てはまるのかを知ることができた。そして、周りの人の性はカミングアウトがなければ明確に知ることはできないし、見た目だけでは分からないこともある。勝手に決めつけをしないで、多様な性を理解できる人なろうと思った。「カミングアウト」はとても勇気の必要なことだ。友だちがカミングアウトをしてくれたときは、あたたかい言葉ををけえるようにする。どんな性でも「友だち」であることには変わりないので、しっかりと受け止めることができると思う。カミングアウトをしても大丈夫だと思ってもらえるくらい信頼できる人になることが目標。浦狩さんのお話で、多様な人がいて、多様な個性を持っていることがわかった。それが否定されることのない環境をつくることが私のできることだと思う。一歩ずつでもみんなが生きやすい社会を仲間とつくり上げる!

     

    ■SOGI(素自)➡素の自分で生きること。性➡心のままに生きていくこと。それを忘れずに生きていきたいと思う。自分はLGBTさんというわけではないけど、それでも悩みはもちろんある。それは誰だってそうである。それぞれが、それぞれの悩みを持った上で、その人を一人の人として偏見なんて持たず、本質で認め合っていきたい。それが当たり前になる日を自分からそれを意識して過ごしていくことで、より近い現実にしていきたいと思いました。浦狩さん本日は川越中での講演会ありがとうございました。

     

    2024年12月20日更新|学校の様子

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