-
今、私たちにできることは・・・【2年生総合の時間に地域連携事業として、『認知症サポーター養成講座』を実施しました】川越町社会福祉協議会(地域包括支援センター)より、昨年度に引き続きいて坂口グループリーダーに講師として、4クラス4時間分の講義をしていただきました。子どもたちとの言葉のキャッチボールの主語がどんどん自分のおじいちゃんやおばあちゃんに変化してきた授業。そこには、子どもたちの優しさがいっぱい見える授業でした。その優しさを引き出してくれた講師の坂口さん、本当にありがとうございました!
学年末テストが昨日で終了をした、本日2月22日(木)2年生の総合の授業では、昨年度に続いて地域連携事業として「認知症サポーター養成講座」を開催しました。川越町社会福祉協議会地域福祉課地域包括支援センターの坂口グループリーダーを、昨年度に続き講師として来校いただきました。この取り組みはコロナ5類移行にともない昨年度から、認知症高齢者等にやさしい地域づくりのため、認知症に対する正しい知識を理解し、認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター養成講座」として開催しました。この取り組みは今後も2年生の学年の重要な取り組みとして継続して実施していきたい内容の1つです。
川越中学校では昨年度から、地域連携事業を学校教育の重要な取り組みとして強く推進しています。1学期には2年生を対象とした『食育学習』の取組の一環として、川越町健康推進課管理栄養士の竹盛さんと保健師の佐藤さんを講師としてお招きして、『地域とともにすすめる「食育」』として、「みんなで実践!川越いきいき健康習慣・川越の健康ごはん習慣」というテーマのもと「食育講座」を実施しました。そして、今回は第2弾として、同じく2年生を対象として、「認知症サポーター養成講座」を実施しました。
「川越町社会福祉協議会って何?」、「いったい何をしているのところ?」という内容からスタートをしました。川越中学校の目の前にある「いきいきセンター内」に事務局があること、デイサービス事業や介護予防教室、町ふれあい祭りなどを紹介していただきながら、(ふ)ふだんの (く)くらしの (し)しあわせを一番に考えて様々な活動をしていることなどを伝えていただきました。そして、坂口さんが勤務をされている「川越町地域包括支援センター」では。川越町の高齢者(65歳以上)の方のお手伝いをしていることも子どもたちにわかりやすく説明をしていただきました。子どもたちからは、「この資料見たことがある!硬式野球部で学習したことがある!」という言葉や、「あっ!小学校のとき行ったことがある!」という言葉も聴きました。また、町ふれあい祭りでも知らない人がいないくらい、川越町の子どもたちや地域のみなさんには大切な地域の取組みであるように根付いるように、川越町に関わる「地域福祉」についても昨年度よりも認識度が上がってきているように感じました。
「超がつく、高齢化社会」がすすむ中、これからの川越町の明るい未来を支えていく川越中学校の子どもたちに、少しでも認知症のことを身近に感じてもらい、認知症になっても住み慣れた地域でくらし続けることができる街づくりの第一歩につながるといいなあという講師の坂口さんの考えや、認知症について少しでも知ってもらい、自分がどのように関わることができるのかなどを聴かせていただきました。
認知症のことが、わかりやすい言葉とわかりやすく可視化されたPowerPointにてさらに深く考えることができました。後だしジャンケンで頭をほぐして考えてみたり、「視界が狭くなるメガネ」と「耳栓」を使用した高齢者疑似体験に取り組んだりするグループワークを8つの生活班で学習しました。いっぱい出てくる子どもたちの意見にも耳を傾けながら、難しい言葉でも大変わかりやすく説明してもらったり、工夫しながら子どもたちの興味と感心をギュっと引き付けていただくような、子どもたち目線にたった講義を進めていただきました。知識と体験とグループでの話し合いから高齢者の立場に立って考えたり、認知症を身近なこととして感じることができた講座となりました。2年生の4クラスの4時間分の講座を丁寧でわかりやすく伝え、教えていただいた坂口さん。本当にありがとうございました。子どもの声を丁寧に拾っていただきながらの講義は、すごくあったかくて、優しくてで意義深く、2年生の子どもたちが持っている優しい心や思いやりのある心に響く授業をしていただきました。
認知症サポーターのできること(認知症の人への対応の心得)として、坂口さんから大切な『3つの”ない”』を教えてもらいました。
①驚かせない ②急がせない ③自尊心を傷つけない
これは、私たちの普段の生活の中の関わりもつながることだと思います。そして優しく見守ること。
【子どもたちの感想から。2年生の子どもたちが毎日記入している『今日、私が思うこと・・・』から一部抜粋して】
■坂口さんの話の中で、『あなたたちに認知症について知って、社会に出てもらいたい』みたいな事を言ってくれたと思うんですけど、その時、すごく笑顔で話してくれていました。私たちの未来の事なのに、自分の事のように笑顔で話してくれるなんて素敵だなって思いました。
■認知症の人がいたら、自分も落ち着いて声をかけて対応することがわかって、なんでもサポートや気遣いが大切だと思った。
■今日は講演会があり、認知症について知れ、認知症はどんなものかわかり、ぼくのおじいちゃんを助けてあげたりしたい。
■身近なところにもいろんあそういう方がいるかもしれないから、そういう時は優しく接するように、そして、優しい言葉づかいをしたい。日常生活でも。
■今日、認知症のことについて学びました。おじいちゃん、おばあちゃんの大変さや、認知症の症状がわかりました。半分くらいの人がなると聞きましたので気をつけようと思いました。
■認知症の講演会の中で、実体験もすることができ、高齢者の方々はこんなに「聞こえにくいんだなあ」と思いました。なので、おばあちゃんと話すときは、ゆっくりと大きな声で話してあげようと思いました。
■高齢者の方々が、どんな感じで聞いたり、見ているかなどを知れて知識が増えました。
■今日は5限目に社会福祉協議会の坂口さんの講演会を聞きました。認知症の話を聞いて、もしかしたら自分もなってしまうんじゃないかと不安になりました。高齢者目線で耳が聞こえなくなったり、目が見えなくなったりする苦労を知ることができました。いつまでも健康で長生きしていきたいです。
■認知症について学びました。自分がなってみないとわからないことがいっぱいありました。だから、体験できてすごくいい経験になったと思います。
2024年02月22日更新|学校の様子
-
『プロの技と音と心に触れて・・・』川越町生涯学習課のを協力を受けて【プロのサクソフォン演奏者「上野 耕平さん」による吹奏楽クリニック!プロの音に触れ、そして音楽を楽しむ考え方に触れ】3月9日(土)川越町あいあいホールでサクソフォンリサイタルを行う「上野 耕平さん」による吹奏楽部クリニック!音を大切にする、子どもたちの個を大切にする、コミュニケーションを大切にする指導で、子どもたちにとっては演奏する思考力を高め、演奏する表現力を高め、演奏することを思い切り楽しむ!そして演奏を心で奏でることができた貴重な時間となりました。上野耕平さん、生涯学習課のみなさん、本当にありがとうございました!
昨日2月21日(水)学年末テスト最終日を終えた午後、14時から16時までの約2時間の吹奏楽部部活動の様子です。
この日は、川越町生涯学習課の協力をいただきまして、プロのサクソフォン演奏者である『上野 耕平さん』よる吹奏楽クリニックをしていただくことになりました。上野 耕平さんは、3月9日(土)に川越町あいあいホールにて「上野 耕平サクソフォン リサイタル」を開催するプロのサクソフォン演奏家です。
『地域に支えられて・・・』。川越中学校吹奏楽部は、川越町のみなさんにいつも本当に支えていただいています。町内のふれあい祭りオープニングセレモニーで演奏するステージをつくっていただいたり、四日市JAZZフェスティバルのステージに唯一の中学生バンドとして演奏する機会をつくっていていただいたり・・・・。そして、上野 耕平さんの吹奏楽クリニックを川越町生涯学習課が支援と協力をいただて貴重な時間をつくっていただいたように、この1年間本当に多くの方々の応援と支援をいただきました。このような子どもたちの活動にいつも協力をいただける川越町には感謝の言葉しかありません。この恵まれた環境の中、昨日も吹奏楽部の子どもたちはクリニックに「しっかり聴きたい・学びたい」「上手くなろう」という思いがしっかり伝わる一生懸命な取り組みをしてくれました。
吹奏楽部の部員に直接、サクソフォンで音の取り方や音の伝え方を指導していただく場面や、子どもとの言葉のキャッチボールで
自分の楽器から発する音の出し方の課題に気づいたり、すべてのパートに対して満遍なくわかりやすい指導をいただきました。
川越中学校の吹奏楽部の子どもたちは、日常の練習の積み重ねを大切にし、一つ一つの練習にこだわりを持って、根気強く粘り強く頑張る、吹奏楽が大好きな吹奏楽部の子どもたちだからこそ、吹奏楽クリニックによる心・技の成長を楽しめた成果がいっぱいだったと思います。川越中学校吹奏楽部の活動にぜひ、つなげてほしいと思います。
大変お忙しい中、川越中学校吹奏楽部のクリニックを心を込めて指導いただきました、上野 耕平さん。本当にありがとうございました。そして、このようなプロの技と音と心に触れる貴重な機会を用意していただきました川越町生涯学習課のみなさんありがとうございました。
2024年02月22日更新|学校の様子