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【3年3組で英語授業の教員研修として研究授業を実施しました!】生徒のみなさんも一生懸命に学んでいます!先生たちも一生懸命に学びを続けています!
昨日6月14日(水)5限目の授業において、3年3組にて英語授業を行いました。この英語授業は、川越中学校の教員研修として位置付けた「研究授業」として実施しました。3年生3組の教室には授業者の上田先生とALT(外国語指導助手)のジョン先生はもちろん、すべての先生が集まりました。昨年度までは、今回のような研究授業を実施する場合は、該当するクラス以外はすべて下校させたうえで、研究授業を実施していました。しかし、今年度からは、「授業時数確保」を優先し、該当クラス以外、すべてのクラスは「期末テストに向けての自主学習」を行いました。各学年の先生が交代しながら自主学習の様子を確認に行きます。このようなことができるのもの、今の川越中学校の落ち着いた学習環境と、子どもたちの学習に対する意識がしっかりとしていることが大きな理由です。3年3組の英語授業のめあては「高校入試の面接で、自分がこれまで継続してやってきたことを伝え、面接官にわかりやすく自己PRをしよう。」「友だちが話す内容を聴いて、何をどれくらい継続してやっているのかを聴きとろう。」です。ここには、前時において、「書くこと・考えること」を大切にした授業の中で、この単元の重要な学びである『現在完了形【継続】』を根拠としての面接官に伝えたい英作文の作成があります。前時の授業で学んだ、現在完了形【継続】を根拠にした本日の授業内容です。
3組のみんなは多くの先生が授業を参観する中でも、ペアで班で与えられた課題に一生懸命に取り組んでいます。何より、みんなに笑顔があり、3組の普段のあたたかな雰囲気の中で授業に全員が参加できていることが印象に強く残っています。授業担当の上田先生、ジョン先生は、授業の大半の時間をオールイングリッシュで授業をすすめています。言葉だけではなく、スクリーンに説明や重要ポイントを可視化しながら、子どもたちにわかりやすく、短い説明で行います。だからこそ、子どもたちはペアや班での活動に時間をかけながらしっかりと考えながら、教え合いながら取り組めています。授業での面接練習では、一人一台タブレットを活用し、動画撮影をしながら班で子どもたちだけで授業の振り返りまで行います。
1時間の英語授業での中で、3年生3組の子どもたちの学びに向かう姿勢と、あたたかい雰囲気の中で全員が英語で自分の考えや思いをしっかりと伝え、聴くことのできる姿をしっかりと見させてもらいました。そして、川越中学校が大切にしている、『仲間づくり』を土台とした、授業づくり・学力向上へとつなぐ授業をしっかりと見させてもらいました。3組のみなさん、ありがとう!
2023年06月15日更新|学校の様子
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【2年4組家庭科「調理実習」豚肉の生姜焼き完成!みんなで協力してがんばりました!】校長先生もおいしくいただきました!大人の味でした。めちゃくちゃ美味しくいただきました!ありがとう!
本日6月15日(木)の昼食時間の様子です。写真は2年生4組の家庭科「調理実習」が終え、みんなで班ごとに完成した「豚肉の生姜焼き」を美味しく食べているところです。今週に入り、月曜日から2年生では毎日1クラスずつ調理実習を行っています。今日の2年生4組が1学期最後の調理実習です。みんな笑顔で仲良く昼食時間を過ごしています。家庭科の授業担当の大池先生からは、今日の4組の調理実習の様子をいっぱい褒めていただきました。褒めてもらった内容・・・
①忘れ物をする人が一人もいなかったこと。
②みんなが授業にしっかりと取り組んでいたこと。
③どの班も時間を守ってできたこと。
残念ながら授業の様子を見ることはできませんでしたが、完成した「豚肉の生姜焼き」をみんなが美味しそうに食べている様子を確認することができました。そして、大池先生からいっぱい授業の様子を褒めてもらったことを4組のみんなと共有させてもらったことがとても嬉しかったです。4組のいまのあたたかなクラスの雰囲気をそのまま感じ取ることができました。
嬉しいことはもう一つあります。1つの班が、学年主任の石川先生と一緒に「校長先生食べてください!」と、わざわざ校長室まで届けてくれたことです。すぐに美味しくいただきました。生姜の味と醤油がしっかりときいて大人の味に仕上がっていました。写真はその様子です。4組のみなさん、ごちそうさまでした!
2023年06月15日更新|学校の様子
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【クラフト部2・3年生が製作した『ギターラック』を川中音楽科に贈呈!】昨年度の3学期から計画・製作をはじめてきた渾身の作品です!すべて手作りのあったかい心がいっぱいのギターラックが完成!みなさん本当にありがとう!
本日6月13日(火)の放課後16時30分。川越中学校南館3階の学習室において、クラフト部の2・3年生のみなさんが製作した『ギターラック』の完成と川越中学校音楽科への贈呈が行われました。贈呈された音楽授業担当の間野先生も大喜びです。ステキな作品を贈呈されて本当に嬉しそうです。
写真は、贈呈の際にクラフト部の2・3年生みんなに集ってもらっての記念撮影です。みんなとってもステキな表情で写真に写ってくれました。このステキな表情は、これだけ素晴らしいものを時間をかけて制作してきた過程があるからこその、達成感や充実感はもちろんのこと、クラフト部のチームとしての、そして一人一人の成長でもあるんでしょうね。
今回の贈呈された作品を写真だけでは、心を込めて制作してもらった『ギターラック』の素晴らしさを全部伝えきれないのが本当に残念です。この作品は、10月31日(火)に開催される「川越中学校文化祭」において、クラフト部の製作作品としても展示させていただきます。
川越中学校の音楽授業でも、今後、ギターを活用しての授業も計画しています。3年生の生徒からは、このギターラックの制作にあたり、「昨年度の3学期から計画・設計・製作を始めてきて、1個目は今の3年生だけで製作し、2個目・3個目は今の2年生と一緒に協力して製作してきました」とのこと。「計画から設計・製作・完成までに約半年近くかかっている」ことも初めて聴かせてもらいました。これだけの時間をかけ、そして、いっぱいの心を込めて、クラフト部みんなの気持ちをいっぱい込めて創りあげた作品には魂がこもっています。本当に子どもたちの成長と頑張り、一生懸命がいっぱいです。そして、顧問として指導いただいた小阪先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。丁寧にこどもたちに日々寄り添いながら指導を継続していただいた成果です。本当にありがとうございました。7月3日(月)に部活動の「壮行会」が開催されます。その際に、全校生徒の前で、校長からクラフト部に「感謝状」を準備させていただきます。(写真にもあるように、昨年度は体育館管理室のシューズ棚を製作してもらいました)。心がとってもあたたかくなる時間をつくってもらいました。ありがとう!
2023年06月13日更新|学校の様子
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【本日の10分間の清掃活動。1日1日の積み重ねで伝統ある川中は綺麗な学校が保たれています。】昨日までの雨が上がって、とっても蒸し暑い1日。でも子どもたちは一生懸命に清掃活動に取り組んでいます。今日もきれいにしてくれてありがとう!
本日6月13日(火)の10分間の清掃活動の様子から。新校舎設立に向け、令和5年度(今年度)途中から仮設校舎が現あいあいホール駐車場(旧役場跡地駐車場)に建設がはじまります。そして、令和6年度(来年度)途中からは、川越中学校の日常が仮設校舎ではじまる予定です。1年間通して今の校舎で生活するのも令和5年度(今年度)が最終年となります。予定では、令和6年度途中から、現在の川越中学校の敷地内に新校舎の建設が始まります。明和中学校時代から川越中学校へ。そして、令和時代にもつながってきた、先輩から引き継いできた今の校舎もあと1年余りで新校舎への建設へと移行していきます。
そんな伝統ある川越中学校を、毎日10分間の清掃活動をコツコツと積み重ねることで、綺麗な校舎を保ち、守っています。今の川越中学校の子どもたちは、本当に清掃活動を頑張ります。今日は、7か所程しか清掃活動の様子を見ることができませんでしたが、みんな本当に頑張って10分間をやりきってくれています。1人1人の頑張りが全校生徒450人の頑張りへと広がり、先生とともに毎日の清掃活動を頑張って取り組んでくれています。みなさんのおかげで、みなさんの一生懸命のおかげで、今日もきれいな校舎が保たれました!みんなありがとう!今の校舎を建て替える日まで、みんなの力で、綺麗な校舎をつないでいきましょう!
2023年06月13日更新|学校の様子
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【ものづくりを大切に丁寧に取り組む「クラフト部」。先輩から後輩へつなぐ取り組み】クラフト部では、1年生の活動に対して、2年生・3年生の先輩が必ずペアを組んでしっかりと教えてくれています。だから1年生も安心して頑張れます。これが川中クラフト部の強みです!
昨日6月12日(月)の放課後の部活動の様子から。技術室では毎日、クラフト部が活動をしています。1年生の新入部が例年以上に多く入部してくれたことも理由ですが、クラフト部では、『木工でのものづくり』を中心に、顧問の小坂先生、難波先生が子どもたちの様子を見ながらも、子どもたちでお互いに「安心・安全にものづくりに打ち込める環境をつくるため」に、先輩と後輩がペアとして、グループとして毎日の活動に取り組んでいます。1年前の今時期に、同じ光景を見て来たなあ・・・。2年生の子どもたちが1年前は、先輩に教えてもらう立場だったのに、1年経った今は、しっかりと先輩として1年生を優しい目線で見守り、教えてくれる先輩になりました。そして、昨年度は今の2年生のメンバーを丁寧に関わってくれた先輩は、いま、クラフト部の中心的な立場で活動をしっかりと支え、取り組んでくれています。その成長を微笑ましくも、嬉しく活動を見させてもらいました。
本日6月13日(火)の放課後は、クラフト部の2年生・3年生が心を込めて作成してきた『ギターラック』の贈呈式を予定しています。川越中学校の音楽の授業でも活用する「ギター」。今日までは『ギターラック』がないまま、保管していましたが、今日からはクラフト部の心のこもった作品が、川越中学校の大切な音楽備品である「ギター」を守ってくれます。これからも、川越中学校のクラフト部の活動をいっぱい応援していきたいと思います。
2023年06月13日更新|学校の様子
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【川越中学校の「食育」。2年1組の調理実習の様子から。】「豚肉の生姜焼き」。班のみんなで協力して上手に美味しそうな生姜焼きができあがりました!今の時代の調理実習はICT機器をフル活用!これが日常の取り組みになっています。
本日6月13日(火)3限目~4限目にかけて、2年生1組の家庭科授業では「調理実習」が行われました。調理実習は川越中学校が大切にしている「食育」の大切な取り組みでもあります。
先週の授業では、実習に必要な調味料の図り方を班で取り組んだり、調理実習の流れをしっかりと確認する事前授業に取り組んできました。写真で示す調理実習に関わる説明教材は家庭授業担当の大池先生がわかりやすいように可視化して、実習室前面のホワイトボードに張り出してくれました。教室の後ろにも同じ内容の教材を張り出してくれることによって、子どもたちは大変スムーズに作業工程を班のメンバーと一緒に確認しながら実習に取り組んでいました。また、大池先生の授業の特徴として、ICT機器をフルに活用をしていることです。一人一台タブレットを子どもたちは教科書の一部のように使いこなしています。動画で撮影しながら、班の仲間の実習手順を確認します。この画像は、班ごとの振り返りとしての活用はもちろんのこと、自身のタブレットに保存しておくことで、事後学習の際の振り返りとしても有効な活用方法です。川越中学校では、ICT機器の活用は、家庭の調理実習だけではなく、普段の授業から活用を継続しています。また、保健体育授業、技術科授業、美術科授業においても担当の先生方だけではなく、子どもだち同士が積極的に動きの確認(ハードル走のハードリングフォームの確認、チェックなど)にも活用をしています。
どの班も、仲間と協力をしながらアドバイスや教え合いをしながら取り組めていたことが印象的です。これは、2年生が、2年1組が、そして川越中学校が大切にしている「関わることを通した仲間づくり」が授業の土台として、日々先生方が仲間づくりを大切に授業に取り組んでもらっているからこそ、「誰もが一人にならない授業」。「わかる・すきと思える授業」づくりにつながっているのがよくわかります。調理実習室には、「豚肉の生姜焼き」のとっても良い匂いが漂っていました。2年生では、昨日の月曜日から木曜日まですべてのクラスで「調理実習」を行います。2年1組のみなさん、みんなの一生懸命が授業を通してしっかりと伝わって来ました。ありがとう!
大池先生も丁寧でわかりやすく、工夫された授業を計画・実施していただきありがとうございました!
追伸・・・・
子どもたちが着用している多くのエプロンは、小学校の家庭科の授業で作成したものと聞きました。これもとっても嬉しく、心があったかくなりました。
2023年06月13日更新|学校の様子
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【期末テスト明けから始まる「水泳授業」にむけて。プール清掃に取り組みました】サッカー部・女子バスケットボール部のみなさんに手伝ってもらいました!みんなありがとう!
先週の6月9日(金)の放課後、恒例のプール清掃を行いました。体育科の先生が中心となり、今回は「サッカー部と女子バスケットボール部」が代表としてお手伝いをしてもらいました。プールには、風と一緒に砂ぼこりがいっぱい入り込みます。昨年の7月末から6月までの約1年間でたまった砂泥などの汚れをみんなで一生懸命に掃除をしてくれまました。川越中学校のプールは、「8コースあり、水深が一番深い場所で140cm」ある三泗地区の中学校でも有数の立派なプールです。その広いプールであるため、清掃も一苦労です。プールの中だけではなく、プールサイドや男女更衣室の掃除まで入念にしてもらいました。本日6月13日(火)の放課後には体育科の先生で仕上げをしてもらう予定です。綺麗になったプールは天気の良い日に天日干しをし、その後、水を入れはじめます。学校全体としては、気象状況にもよりますが、「水泳授業の開始を期末テスト明けの6月26日(月)」からと考えています。早いクラスは来週からスタートできるクラスも一部あるかもしれません。今年も、安心・安全な水泳授業となるよう万全を期して水泳授業の実施にあたりたいと考えています。
保護者の皆さまには、水泳授業実施にあたって必要な「水着・ゴーグル・帽子等の準備」もよろしくお願いいたします。
2023年06月13日更新|学校の様子
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【川越中学校ALTのMr.JohnからのEnglish message board(6月版)】アメリカにはディズニーパークが2つあることを知っていましたか?
一昨日6月7日(水)、川越中学校のALT(外国語指導助手)のMr.John(ジョン先生)が、お待ちかねのEnglish Message boardの6月分を用意していただきました。3年生のみなさんが修学旅行でも行った「ディズニーランド」についての内容です。みなさんは、アメリカに2つのディズニーパークがあることを知っていましたか?。今回のMessage boardにはその詳しい内容が紹介してあります。ぜひ、目を通してもらい、ジョン先生に感想を伝えてほしいですね。(もちろん、今自分が活用できる英語力を活かして)
英語授業だけではなく、昼休み(休み時間含む)や帰り学活後にジョン先生といっぱいコミュニケーションをとることも、みなさんの英語での話す力・聴く力がアップする近道だと思いますよ。ジョン先生はきっと笑顔でみなさんをあたたかく対応をしてもらえると思います。
【English message boardから。John先生が伝えたいこと】
Hello, everyone! How are you? Lately, it often rains, doesn’t it? Of course, it is the rainy season. Even though the weather forecast says there will be no rain, I still often carry my umbrella, just in case. There was a typhoon last week and now another one is coming. So, let’s be careful not to get wet.
This month’s English board is about Disney. Did you know that there are two Disney parks in the US? Disneyland in California and Disney World in Florida. I talked about this a little in my self-introduction to the first year students. Both have many of the same features but there are differences. The biggest difference is the size. Disney World is the biggest one in the world. And, each has some attractions that are unique to that park. I could show only a few of the most interesting ones. I hope the students will enjoy this month’s English board!
皆さん、こんにちは!お元気ですか。最近、雨がよく降っていますね。もちろん、これは梅雨の季節だから。天気予報で雨が降らない日でも念のために、私は傘をしばしば持って出かけます。先週の台風が起こった後、すぐに他の台風がきます。この季節には雨で濡れらないように気をつけましょう。
今月のEnglish Board(イングリッシュ・ボード)はDisney Parks (ディズニーの遊園地)についてです。アメリカには、2つのパークがあるか知っていますか。Disneyland はアメリカのキャリフォ-ニア州にあって、Disney Worldはフロリダー州にあります。私は1年の生徒に自己紹介をする時このことを少し話しました。DisneylandもDisney Worldも同じ見物が多いです。しかし、違いもあります。一番主となる違いは場所の大きさだと思います。
Disney Worldはディズニーの遊園地の中で世界で最も大きいです。そして、各遊園地には独自の特別な見物があります。私はいくつかのとっても面白いものをmessage boardで用意しました。生徒のみなさんが今月のEngishboardを楽しんでくれることを願っています。
2023年06月9日更新|学校の様子
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【「ひまわり絆プロジェクト」の活動から10日目。ひまわりの芽がいっぱい出てきました!】全校から有志で希望した109名が参加した「ひまわり絆プロジェクト」。
6月8日(木)の写真です。「ひまわり絆プロジェクト」で、109名(当日は学級閉鎖や欠席等で参加できなかったメンバーもいます)の有志が集まってくれました。小さなひまわりの種を1つ1つ丁寧に植えてくれたひまわりが、10日を経過し、昨日、しっかりと芽がいっぱい出てきました。毎日の水やりでしっかりと愛情をいっぱいにもらって、ひまわりはどんどん成長していきます。夏に向かってひまわりの成長が楽しみですね。
【CCNetでの放送日のお知らせ】
川越中学校の「ひまわり絆プロジェクト」の様子を取材していただきました。その様子がCCNetにて放送されます。『番組内容は「ウイークリーかわごえ(10分番組)」』を6月5日(月)~6月11日(日)まで放送されます。
時間は1日に8時~6回ほど放送されます。ぜひ、ご覧ください。
2023年06月8日更新|学校の様子
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【いのちの大切さを考える講演会。「安田厚子さん」との出会いからの学び】命の尊さと無事故の大切さ。命の重みとハンドルを握る重みは同じ。自分の命を大切に、他者の命も大切に。
本日6月8日(木)6限目、全校生徒対象にした「いのちの大切さを考える講演会」を実施しました。この取り組みは三重県警本部、みえ犯罪被害者総合支援センター共催にて実施をしました。事務局次長の森田 慎也さんからのお話をいただいた後、講演会に入りました。川越中学校が「学校づくりビジョン」においても大切にしている取り組み『いのちの大切さを学ぶ(考える)講演会』です。講演を聴くことはもちろんのこと、講演をしてくださる講師の方々との出会いの中で、子どもたちが「いのちの大切さ」を考え、気づき、そして自分事として受け止め、学んでほしいという思いのもと、講演会を実施しました。今年度はじめての講演会は、「三重県交通遺児を励ます会 会長」の安田厚子さんとの出会いです。安田さんの講演から子どもたち、私たち教職員も多くの学びがありました。
安田さんは、ご自身の旦那さんを東名阪国道での玉突き事故によって交通事故の犠牲となり、大切な命を一瞬で奪われました。事故後の壮絶で、悲しくつらい体験を子どもたちに向けて、丁寧に言葉を選びながら、優しく語り掛けるように切々と講演をしていただきました。「テレビを観ていた交通事故で1名死亡」のニュースが自分の旦那さんであった事実。「新聞やテレビでは他人事として今まで考えていた交通事故。その事故によって引き裂かれた悲しみは強烈でした・・・。夫がいなくなった現実を認めることができなかった。悲しみは薄れるどころか日に日に心が打ちのめされるように深まった。」。その現実を大切な子どもとともに受け止めて歩んできた生活。交通事故の被害者には、加害者と向き合う葛藤があること。裁判を終わりまで見届けてきた事実。子どもはその悲しみを胸の奥深くにしまい耐え忍び育った。しかし、そんな時でも多くの人との出会いがあったからこそ、ここまで生きてこられた。多くの人に支えられてきた。多くの支えてくれる人たちのおかげで生きていくことができたとお話しいただく安田さんに、川越中学校の子どもたちだけではなく、私たち教職員も他人事としてではなく、本当に自分事として考える、心に響くお話となりました。『命の重みと、ハンドルを握る重みは同じ』。『命の尊さと無事故の大切さ』『交通事故被害者遺族の子どもたちは、小さなからだで、その痛みを一身に受け止めます』。安田さんは被害者講演会等で多くの方々に伝えることで、交通事故の数を減らしていくこと。自分の大切ないのちについて考えることは、自分を支えてくれる大切な人たちのいのちについても考えることにつながる。そのようなことを正面から子どもたちに向き合い、わかりやすく丁寧に心を込めてメッシージを送っていただきました。
体育館の子どもたちの様子は、一生懸命に安田さんのお話を大切に聴いていました。話を聴いている子どもたちの中には、安田さんのお話から、うつむいて涙をぬぐっている子どもたちもいました。講演会のあとは、各クラスにて素直な想いを感想としてまとめてくれました。安田厚子さん、森田慎也さんありがとうございました。そして、この講演会の実施にあたり、丁寧にご協力をいただきました三重県警察本部警務部警務課のみなさん本当にありがとうございました。
2年生の生徒からの感想を抜粋して。
「まず、自分の大切な人が亡くなってしまったことや、その後のことを事細かに私たちに語ってくださったことに感謝しています。私もよく高速道路での交通事故のニュースをよく目にしますが、きっと、いつも他人事と考えてしまっていたと思います。でも、それが自分の家族や親戚だったら・・・と思うと。安田さんの息子さんが感じたように、少しでも交通事故での被害者が減ってほしいし、「死者が1人だったときに、亡くなった人が1人で良かった」ではなく、「一人の尊い命が失われてしまった」。と捉えていく人が増えていってほしいと思いました。(中略)安田さんの息子さんの想いには感動しました。今回の講演会は「命の大切さ」を改めて考えることができる、本当に良い会だったと思います。「明日が来るのが当たり前ではない」。という安田さんの言葉を心に刻んで、毎日を大切に生きていきたいです。そして被害者にならないのはもちろん、加害者にもならないようにしたいです」。
「交通事故被害者遺族は、こんなに苦しい思いをしていることを知り、改めて交通事故を起こさないようにしたいと思いました。スマホを見ながら運転をするような危険な行為はしないようにしたい。自動車は今は乗れないけど、いつか乗ったときは注意しながら運転をしたいと思いました。自転車でも交通事故はたくさんあるから、自転車に乗るときは注意して運転したい」。
2023年06月8日更新|学校の様子