今日2月14日(金)の授業を振り返ります!『川中の子どもたちと先生の頑張る姿から』【2年生(2年3組)「武道(柔道)」がはじまりました!】仮設校舎になってから2年生で初めて武道(川中では柔道に取り組んでいます)に取り組みました。仮設校舎にも『柔道』ができる教室があります。教室の名称は『武道場』。普段は吹奏楽部の練習場所としても活用をしています。2年生の子どもたちは「後ろ受け身」に取り組むため、ペア学習にて体ほぐしの一環としても楽しく授業に取り組みました。安全な受け身を身に付けるために課題を確認しながら授業を進めていきます。目線は帯へ!
今週2月14日金曜日になって、はじめて今週の授業の様子を紹介します!授業内容は『武道(柔道)』です!仮設校舎に引っ越しをして、2年生がはじめて仮設校舎内の「武道場」を使用しての授業に取り組んでいます。普段は、「吹奏楽部の合奏練習教室」としても使用しているB棟1階の教室です。畳は、旧校舎の伝統ある武道場の畳をそのまま運んで設置をしています。北京オリンピックから流行り始めたカラー畳を採用して武道場として使用していた畳です。川越中学校の前身である「組合立明和中学校」時代は、柔道部は伝統のある強豪校としての部活動であったとお聴きしています。現在の川越中学校の保護者の皆さまの中にも、明和中学校柔道部出身の多くの先輩方もみえるのではないでしょうか・・・。
中学校授業にて武道を取り組むようになったのは、平成24年に中学校学習指導要領の改訂と合せて、中学校保健体育授業では武道が必修化となりました。それまでは多くの中学校での男女別習の授業形態から、男女共修の授業形態へ、そして男女とも武道が必修化されるようになりました。上記にも記したように、川越中学校では、前身の組合立明和中学校時代は伝統と歴史ある柔道部が有名でした。また、旧校舎川越中学校武道場では、毎週「かわごえ柔塾(やわらじゅく)<現在は休部しています>」という総合型スポーツクラブがあり日々幼少期からの柔道の取り組みも行われている柔道にはゆかりのある学校です。
その歴史もあり、川越中学校の武道は「柔道」を取り組むことになりました。「武道」では学習する内容は各校の選択に委ねられています。三重県内の多くの中学校では「柔道」または「剣道」が選択され授業で実施されています。しかし、選択制ということもあり地域によっては「相撲(すもう)」や「なぎなた」が行われている中学校もあります。三泗地区内では「柔道」と「剣道」同じ割合で実施しているとも聞いています。新校舎でも武道場が完成する予定です。1階が子どもたちの自転車置き場と自動車の駐車場、2階が武道場と水泳場(プール)となる計画です。
ちょうど校長の私が、川越中学校で保健体育教師として勤務させていただいた13年前に川越町から上下の柔道着を購入していただき、また、10年前には武道場の畳も、劣化に伴い最新型の「そのときの流行りのカラー畳」を導入していただきました。体育授業において、からだを接触させて行う、格闘技的な要素もある授業は柔道がはじめてということで子どもたちも新しい競技種目にワクワクドキドキしながら取り組んでくれていたのをよく覚えています。自分も体育授業で柔道に取り組むのが一番大好きでした。
また、特別支援の配慮の必要な生徒には、130cm台の等身大の人形をと生活支援員の先生方に手作りで作成していただき、我が子が小学生1年生の時の柔道着を人形に着させて本格的に柔道に取り組んでもらったのも懐かしい思い出です。あれから月日が流れ、世界中の日常がかわってしまう「コロナ禍」が長く続きました。それにともない、川越中学校の柔道も、体育授業において一番にストップをかけざる負えない緊急事態が長く続きました。少しずつ柔道の授業を復活させ、2年前の5月の「コロナ5類へ移行」したのを機に、久しぶりに上下柔道着を着用しての柔道をはじめました。今年度は上の柔道着を着用していますが、柔道授業を見て、とっても感慨深いものがありました。
先週から始まった2年生の武道「柔道」では、安心安全に柔道授業に取り組むことができるための約束事や道着の着衣の仕方、片づけ方、礼儀作法から授業をスタートしました。子どもたちは授業担当の田中先生が説明をしているときは、背筋を伸ばしてとってもバッチリです。柔道着の後片付けも丁寧に取り組めていました。
川越柔塾の故瀬古先生の言葉ですごく印象に残っているものがあります。
『武道場に入る際に「一礼」、武道場から出る際に「一礼」これができれば柔道の授業はほぼ100点だ!』という言葉を今も印象に強く残るとともに、大切にしていることばでもあります。いまの川越中学校柔道でも本当は大切にしてもらいたい思いです。でも、武道場入り口のスリッパはしっかりと並べてありました!バッチリ!
『自他共栄(じたきょうえい)』・『精力善用(せいりょくぜんよう)』の2つの大切な柔道における心がまえ、柔道精神を授業でも大切に、そして安全には絶対の留意を払い取り組んでいきます。また、これからの2年生の柔道授業の様子をお伝えしていきます。写真のように、柔道授業の基礎基本からスタートした2年生3組の授業。やや狭い仮設校舎の武道場ですが、まだまだ後ろ受け身に戸惑いながらもみんなで頑張って取り組んでいました。目線は帯!頭をしっかりと守るためにも・・・。
2025年02月14日更新|学校の様子