【2学期3日目の様子から③】(2限目3年1組の国語の授業の様子から)授業単元は『夏草 ─ 「おくのほそ道」から 松尾芭蕉』。芭蕉の俳諧に対する思いや、歴史観を理解し学んでいく前に、まず、松尾芭蕉を知ること。本時の授業では「知っている知識」と合わせて、「知り得た、学んだ知識」を自ら求め、「教科書や便覧」だけではなく「タブレットを活用」したりしながら学習班にて具体的に調べ・まとめ、その内容を交流しました。とってもあたたかい雰囲気の中で子どもたちは、1限目の英語授業同様に一生懸命に取り組んでいました。
本日9月4日(水)の1限目の「英語授業」に続いて、2限目の「国語授業」を参観させてもらいました。授業単元は『夏草 ─ 「おくのほそ道」から 松尾芭蕉』です。授業での目標としては・・・
①歴史的背景などに注意し、表現のしかたや文体の特徴に着目して読み味わう。
②文章に表れている作者のものの見方や感じ方について考える。となっています。
「おくのほそ道」は、松尾芭蕉による紀行文であり、古典文学の有名作品です。芭蕉の俳諧に対する思いや、歴史観をしっかりと理解したうえで読解をすすめるのが中学校3年生の国語授業では重要なポイントとなってきます。松尾芭蕉という名前を聞いたことがある人や「おくのほそ道」を知っている人はたくさんいると思います。しかし、松尾芭蕉に対しての、「今の自分が知っている知識」として記入する様子を見ても、なかなか書ききれていない様子でした。
国語の授業担当の石川先生は、単元の1時間目の今日取り組んだことは、一人一台タブレットを活用しての調べ学習。学習班で教え合ったり、伝えあったり、確認し合ったりしながら、どの班も積極的にコミュニケーションを取りながらタブレットでの調べ学習をすすめています。
子どもたちからは、今までの自分自身が持っていた知識に、自分たちで調べ探した松尾芭蕉に対する知識を増やし、そして、石川先生からは「持っていてほしい知識」として授業内で確認をしていきます。この1時間で学び得た知識を活用しながら、松尾芭蕉とはどのようなものの見方をし、俳諧として文章に表現をしたのか・・・。そして、歴史的な背景などに着目しながら芭蕉の旅への思い(芭蕉の世界観)に触れていくのだと思います。
1時間目の「英語」の授業担当の篠塚先生も2限目の「国語」の授業担当の石川先生もともに共通して言えることは、子どもたちに説明をする言葉や、発問をする言葉が優しく丁寧であること。そして、子どもたちに接する顔の表情がとってもあたたかいこと。そして、必ず机間巡視(きかんじゅんし)を欠かさず繰り返しながら、子どもたちのつまづきや課題に気づいてくれること。だからこそ、1組の子どもたちがとってもあたたかな雰囲気の中で、楽しく一生懸命に授業に向き合っているのだと思いました。
2学期スタートをして3日目。3年生の成長にはこんなところにもしっかりと感じとることができます。
【9月3日(火)発行の3年生学年通信「これからを生きていくために」№71・72(№481・482)から】
<子どもたちの1日の振り返りから>
■今日から2学期がはじまりました。仮設校舎で過ごすのも、今日がじはじめてで、これからこの校舎で色んなことができたらいいです。残り2/3しか3年生もないから、1日1日を大切にすごしたいです。
■テスト2日目が終わったけど、今までよりは疲れなかったなと思いました。夏休みの成果が感じられたと思います。これからも続けて当たり前にしていく。今日は理科の勉強が足りないとわかりました。
■実力テストいつもより勉強しても、いつもよりできた感覚がありませんでした。勉強の量がたらないということだから、もっと増やせるようにしたいです。
2024年09月4日更新|学校の様子