【2学期3日目の様子から②】(1限目3年1組英語の授業の様子から)3年生・2年生は本日9月4日(水)から本格的に教科授業がはじまりました。1限目の英語は授業担当の篠塚先生とALTのセーラ先生の授業です。導入段階では学習班で課題についてすべて英語で受け答えをしていくウオーミングアップの要素を取り入れた時間を大切に毎回取り組んでいます。本題に入っても常に学習班はもちろんこと、ペアや近くの人と教え合ったり、1年生次から大切にしてきた「仲間づくり」を土台とした授業づくりが英語にも充分に活かされています。また、工夫された様々な教材や資料を効果的に活用しながら、主体的で対話的な深い学びをすすめるために日々先生たちも授業改善を進めています。
3年生1組の様子から。1限目は英語授業です。授業担当は篠塚先生とALTのセーラ先生です。篠塚先生が英語授業の導入部分で毎時間大切にしている取組みからスタートです。篠塚先生から毎時間出される「課題」に対して、英語を使うこと、英語を話すこと、英語を聴くこと・・・英単語だけで言葉を伝えるのではなく、短い英文として学習班のメンバーに伝える。コミュニケーションを取りながら心も頭もほぐしながら英語授業の本題につなげていきます。今日の課題は、「鏡」の写真を見て、鏡が解答ということを知らない班のメンバーに英語で伝えます。解答も英文として伝えます。2つ目は設定時間を決めた中で、「n」のつく英単語を班の中で繰り返し繰り返し伝えていく。3年1組のどの学習班もみんな笑顔で取り組んでいます。クイズ形式の課題であったり、伝えたい内容を短い英文でわかるように伝える。毎時間の冒頭で大切に取り組んでいる意味と意義がとってもよく理解できました。
教科書の本文に入ると『読むこと』『聴きこと』を繰り返し行います。あたらしく学ぶ英単語やわからない英単語にはチェックをしながらも、5回繰り返しながら『読むことを大切にした時間』を取ります。子どもたちの一人一台タブレットには『英語のデジタル教書』が入っています。そのデジタル教科書から授業で学ぶ範囲の本文の英語音声も流れるため、ご家庭での自主学習(予習・復習)にもしっかりと活用することができます。普段使用している教科書にもQRコードが記してあるため、教科書からでも家庭学習に活用できるようになっていますので、今後の家庭学習にぜひ活用してほしいと思います。
この単元を貫く問としては「戦争や平和に関する記事を読んで、自分の感じたことを書くことができる」です。教科書本文の内容は、修学旅行で広島に行った中学生が、原爆ドームの見学等で感じた平和について考える内容です。その単元の内容から、子どもたちは英文構成をしっかりと理解し、教科書内の登場人物の考えや想いに触れていきます。「あなたは世界の平和を推進していくことができますか?」という問いに対して、子どもたち一人一人が根拠を持って、その理由も付け足しながら自分の考えを英文として記録していく。このような取り組みは、どの教科でも大切にしている取組みです。このような授業を進めることで、子どもたちは多くの学びを得ていくことができると思います。
1時間の授業の中で取り組むことが明確で、テンポが良く、いつでも自分の考えを班のメンバーや近くの人たちと交流しながら自分なりの考えや意見をまとめていく姿に、3年生としての成長を感じる英語授業でした。体調がすぐれずに残念ながら欠席をしている仲間もいましたが、何よりも3年1組の雰囲気があたたかく、誰とでもコミュニケーションを取りながら、教え合い、学び合いができる関係性があること。2学期のスタートの英語授業でしたが、子どもたちは『3年生の強み』を授業に活かしながらあたたかな雰囲気の中で、しっかりと授業に取り組んでいました。
2024年09月4日更新|学校の様子