自分自身も友だちも大切にして【(2年・3年生)『命を大切にする薬物乱用防止教室』四日市北警察署生活安全課藤本さんからの学び】中学生の今、「薬物乱用」という言葉だけでなく、「薬物乱用防止」というその意味や知識を知ることは時期が早いのではなく、遅いくらいです。それだけ中学生の薬物に関わる問題が増加し、深刻な社会現象ともなっている今、真剣に学んでほしい。その思いを持って開催をしました。北警察署生活安全課の藤本さん。1週間ごと講師でお越しいただきありがとうございました!
1学期の授業も残すところ、今日を含めて2日間となった本日7月18日(木)2限目。川越町あいあいホールをお借りし、2・3年生を対象として、「薬物乱用防止教室」を実施いたしました。川越中学校では毎年、2年生を対象として実施していますが、今年度は2・3年生合同の取り組みとして進めていきました。講師には、『四日市北警察署生活安全課より藤本さん』にお越しいただきご指導をいただきました。藤本さんには、先週7月9日(火)にも全校生徒を対象とした『命の大切さを考える講演会』として、「ネットトラブル防止教室」の講師としても依頼させていただきました。2週にわたって本当にありがとうございました。
【今日の学習内容】
①現在の薬物事件の状況と薬物乱用について(薬物乱用とは・・)
②違法薬物の種類とダメージについて
③大麻の危険性について
④薬物乱用への誘い(勧誘と決まり文句)について
⑤見えない危険(暴力団)について
一昔前までは、「薬物乱用」という言葉は、中学生には知識として理解するイメージが強かったのですが、講義の冒頭から、覚せい剤・大麻で逮捕された少年の数が令和5年で1328人(内、高校生222人、中学生24人)というように、共に高校生・中学生とも過去最高の人数となり、インターネット、SNSによる誘い。そして、友だちや先輩などの知人からの誘いなど、あまりにも身近で起こっている問題であり、令和元年の数の2倍となっているように、完全に大人の世界のことや非社会的団体の活動だけの問題ではなくなっていることが子どもたちの認識の中に、落ち込んでいく内容だったと思います。それだけ、別世界のことではなく、身近に来ている誘惑の魔の手の恐怖を他人事ではなく、身近なことであり自分事として考えられる内容であったと思います。
それだけ、藤本さんが真剣に、そして心を込めて子どもたちに危険な誘惑の手に引き込まれないようにという強い思いが感じられる説明と呼びかけに感じました。本物の薬物の怖さや危険性も感じ取ってくれたと思います。わかりやすい言葉で丁寧に一つ一つ説明をいただいたことによって、今回の学びの趣旨である、『薬物についての正しい知識と、正しい判断力を持つ必要性』を積極的に学習することができました。また、講義の中には、子どもたち同士で話し合う場面や、ロールプレイングにて、2年生、3年生の代表生徒に1名ずつ、「薬物を誘われたら、どうする?!」という問いかけに対しての「自分ならどう言葉で返していくか」を答えてもらうなど参加型の楽しく話し合いながら学べる時間をつくっていただきました。
川越中学校では「命の大切さを考える講演会」を大切にしています。この取り組みなどを通して、子どもたちが自らの大切な命、他者の大切な命を守るために、自ら考える子どもたちの育成に努めいきます。本日は貴重な時間をありがとうございました。そして、薬物乱用防止教室を準備・進行していただきました養護担当の山口先生ありがとうございました。
2024年07月18日更新|学校の様子