【「先生たちの学び場。川越中学校教職員研修会」先生たちも日々学習です!】授業改善の視点での教職員研修会。森脇健夫先生を講師にお招きし『学習の理解と定着の「要」として、また自律的学習への起点としてのめあて・ふりかえり(⇒深い学びへ)』をテーマに研修会を実施。子どもたちとともに、『毎日の授業を大切にする』日々の学びを大切にしていける教職員集団でありたいと思います。
早いもので3学期がスタートし本日で10日間が経過しました。日々落ち着いた学校環境の中で、どの学年も大変落ち着いた学校生活を過ごしています。そして、教科授業においても、生徒会、委員会や係活動においてもしっかりと責任を持って取り組んでいます。子どもたちは、教科授業の中だけではなく、日々のすべての活動の中で毎日多くの学びを得ています。3年生ではいま、進路実現に向けてみんなが全力で頑張っています。
このように頑張っている子どもたちに負けないように、私たち教職員も日々の学びを大切にしています。昨日1月16日(火)は第8回川越中学校教職員研修会を行いました。今年度は、『自ら課題を見つけ、粘り強く学ぶ生徒の育成 ~ICT機器を活用した「学び合い・深め合う授業の実現に向けた授業改善』をもとに、教職員で日々研修を積んでいます。また、日々授業改善の視点を大切にした、教職員全員が一人ずつ「授業実践個人研修」も校長、教頭はじめ、北勢教育支援事務所指導主事、川越町学校教育課指導主事等から助言や指導を受けながら、教員同士が授業を見合い意見交流をするなどの研修を大切に取り組んでいます。
川越中学校教職員の授業力スキルアップを目指し、3時間以上にわたって実施した研修会の講師にお願いしたのは、校長が今までの2回研修を受けて、どうしても本校ですべての教職員に対してご助言と指導をずっといただきたいと熱望していた先生が森脇健夫先生です。森脇先生は武庫川女子大学教育研究所の先生で、三重県をはじめ、多くの小中学校をはじめとする教育機関において、先生方に「授業づくり・授業改善」に向けた研修会や研修講座を実践され広くご活躍をされている先生です。
川越中学校が三重県の指定を受けてから、4年目を迎える人権教育の在り方を考える、川越中学校が大切にしている指導の柱となる『仲間づくり・学級づくり』についての教職員研修と合せて、基軸となるのが「授業づくり」研修です。私たち教職員が日々の授業において、「どんな授業づくり、クラスづくりをしたいのか」、「1時間の授業においてどのようなチカラをつけさせたいのか」、「授業を通じてどのような子どもたちを育てたいのか」、そのために、「めあて・ふりかえり」の質の向上を軸とした授業改善に向けて考える貴重な時間となりました。そして、そのあとは、授業改善の視点を大切にした「ワークショップ」を時間をかけて取り組みました。
授業の中で、『教え合う・聴きあう授業』につながるための学習班活動やペア学習は川越中学校の授業を進める上において基本となるものです。だからこそ、私たち教職員研修会でも『班活動・ペア活動』を必ず取り入れます。森脇先生が示される課題を教職員同士でも徹底的に話し合います。なぜ、「ふりかえりができるめあて」が必要なのかという視点などから、『「めあて」や「目標」のひと工夫、ひとひねりで授業を深め、授業をつなげる。そして、「ふりかえり」の質を高める取り組み(学力向上)』へ、そして深い学びへ。テーマにそって課題を明確にしながら考えるワークショップが自分自身への学びとしても大変深めることができた研修となりました。全体研修会が終了した後も、有志教職員(もっともっと学びたい)が集ってのディスカッションをおこないました。
講師として長時間にわたり、私たち川越中学校の教職員に丁寧に、そして具体性を持たせた内容で大変変わりやすく、熱くご指導をいただきました森脇先生には心よりお礼を申しあげます。本当にありがとうございました。充実した研修会となりました。
私たち教職員も、このように子どもたちとともに、『毎日の授業を大切にする』日々の学びを大切にしていける教職員集団でありたいと思います。
2024年01月17日更新|学校の様子