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【弁護士先生による「(3年生)法教育授業」】中立的なものの考え方や話し合いの大切さを学ぶ。3年生の道徳授業としての『法教育授業』。刑事事件としての模擬裁判を体験してみる。そして考える。

川越町の小中学校では、三重弁護士会から弁護士の先生を講師としてお招きし、「法教育の出前授業」に取り組んでいます。川越中学校では7年前から弁護士先生による法教育の授業が3年生のすべてのクラスにおいてはじまりました。子どもたちに「法的なものの考え方」や、道徳授業としての主として「集団や社会とのかかわりに関すること」の内容としての「遵法精神、公聴心」「公正、公平」についての考え方を学ぶことをねらいとしています。『話し合いで物事を解決してほしい』『両方の立場の話を聴いてほしい』と弁護士のみなさんは子どもたちに伝えてくれました。中でも、『正解はなく多様な意見がありうること、人の話を聴き、自分の意見を述べて1つの結論を出すことが大切』であるという言葉が印象的でした。

 

川越町と三重弁護士会は7年前に三重県内で初めて「法教育推進に関する協定」を結びました。川越町の記録によると、自治体と弁護士会が協定を結んでの取り組みは全国で初めてと聞いています。三重弁護士会と川越町は、『中立的なものの考え方や話し合いの大切さを学ぶこと』を大切にしています。8月の夏休み中から川越町教育委員会と三重弁護士会、そして川越中学校3学年担任とで「法教育授業」を具体的に進めるための打ち合わせを重ねてきました。その内容が、今回の「架空の窃盗事件を題材にした刑事事件の模擬裁判」の授業です。

 

昨日10月13日(金)の5限目。教室を「法廷」として見立て、子どもたちや担任の先生を裁判長の立場で、裁判官の立場で、検察官の立場で、弁護人の立場で、そして被告人の立場になって模擬裁判を楽しく学びました。学習班になって、「有罪」か「「無罪」の結論と、主な理由を発表しながら、みんなが思考をフルに活用し意見交流しながら考えをまとめていきました。弁護士先生が子どもたちの話し合いの様子を見ながら、担任の先生とともにスムーズに授業進行をしていただきました。子どもたちは、無罪・有罪に対して意見を戦わせながらも、相手の発言にしっかりと耳を傾けながらあたたかい雰囲気の中、授業がすすみ、話し合いも意見交流も活発になってきました。

 

6限目は、各クラスでの「弁護士先生からの授業の振り返り」と、「弁護士先生の講話」を質疑を交えてキャリア教育の要素も含めて対応いただきました。弁護士先生からの弁護士先生からは、「3年生の子どもたちが、みんな興味を持って話を聴いてくれました。そして、大変あたかい雰囲気の中、いっぱい自分の考えを出してもらえて安心して授業を進めることができました」とお褒めの言葉もいっぱいいただきました。そして、「大切なのは、自分の意見をしっかりと持つこと。その意見を伝えること。そして多くの意見に耳を傾けること、話を聴くこと」と教えていただきました。本日は、三重弁護士会から加藤弁護士、西村弁護士はじめ8名の弁護士の先生方にお越しいただきました。子どもたちに寄り添いながら、わかりやすい言葉を選び、法的な根拠を基にした考え方

を丁寧に教えていただきました。本当に感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。

 

次の写真にも紹介しているように、本日10月13日(金)の中日新聞の朝刊「北勢版」において、昨日の「3年生法教育の授業の様子」が紹介されましたので写真とともに、お伝えいたします。

2023年10月13日更新|学校の様子

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