【やさしくあたたかな講座。地域連携事業「認知症サポーター養成講座」を2年生全クラスで開催】川越町社会福祉協議会より講師として坂口グループリーダーにお越しいただきました!
本日2月7日(火)2年生のすべてのクラスにおいて、地域連携事業として「認知症サポーター養成講座」を開催しました。講師は、川越町社会福祉協議会地域福祉課地域包括支援センターの坂口グループリーダーにお越しいただきました。この取り組みは、認知症高齢者等にやさしい地域づくりのため、認知症に対する正しい知識を理解し、認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター養成講座」として開催しました。川越中学校では今年度、地域連携事業を推進しています。2学期には2年生を対象とした『食育学習』の取組の一環として、川越町健康推進課管理栄養士の竹盛さんと保健師の藤井さんを講師としてお招きして、『地域とともにすすめる「食育」』として、「みんなで実践!川越いきいき健康習慣・川越の健康ごはん習慣」というテーマのもと「食育講座」を実施しました。そして、今回は第2弾として、同じく2年生を対象として、「認知症サポーター養成講座」を実施しました。
「川越町社会福祉協議会ってどこにあるの?」、「いったい何をしているの?」という内容からスタートをしました。川越中学校の目の前にある「いきいきセンター内」に事務局があること、デイサービス事業や介護予防教室、町ふれあい祭りなどを紹介していただきながら、(ふ)ふだんの (く)くらしの (し)しあわせを一番に考えて様々な活動をしていることなどを伝えていただきました。「超がつく、高齢化社会」がすすむ中、これからの川越町を支えていく中学生の生徒たちに、少しでも認知症のことを身近に感じてもらい、認知症になっても住み慣れた地域でくらし続けることができる街づくりの第一歩につながるといいなあという、講師の坂口さんの考えや、やさしくてあたたかな想いをいっぱいいっぱい聴かせていただきました。認知症のことが、わかりやすい言葉とわかりやすく可視化されたPowerPointにてさらに深く考えることができました。後だしジャンケンで頭をほぐして考えてみたり、「視界が狭くなるメガネと耳栓」を使用した高齢者疑似体験に取り組んだりするグループワークを盛り込んだり、講座内容を大変工夫しながら子どもたちの興味と感心をギュっと引き付け、知識と体験とグループでの話し合いから認知症を身近なこととして感じることができた講座となりました。2年生4クラス4時間の講座を丁寧でわかりやすく伝え、教えていただいた坂口さん。本当にありがとうございました。子どもたちにとって、新鮮で意義深く、子どもたちのやさしい心に響くやさしい授業をしていただき、感謝しかありません。
【子どもたちの感想から】
・私は祖父・祖母と暮らしたことがなく、将来自分が両親を介護することに不安を感じていました。しかし今日のお話しを聴き、介護をするときのポイント(3つの「ない」)を知ることができ安心しました。
・自分ができることは、まず見守ること。優しく笑顔で接していこうと思いました。
・私はおじいちゃんとおばあちゃんと暮らしているので、認知症になったときは今日学んだことを気をつけて接したいと思います。今日の話を聴いて、おばあちゃんもちょっと認知症かなと思いました。
・認知症はまだ治療法が見つかっていないと知りました。けど、やさしく寄り添いながら接することで、症状が改善するのがわかったので、自分があせらず余裕を持って接することが大切だとわかりました。
2023年02月7日更新|学校の様子