中体連二日目女子バレー部②
本日、川越中学校の女子バレー部は中体連三泗地区予選大会に出場しました。
どの学校も3年生最後の大会ということで最後まであきらめずボールに喰らいつくシーンが多く見られました。
それもあってか、第3セットまでもつれ込む試合が多く、川越中の試合予定時刻が大幅に遅れることになりました。
体育館の温度と湿度の高さも予想以上で、試合前に暑さでやられないか心配でした。
しかし、気合いの入った川越中の選手は集中を切らすことなく、試合直前まで入念にスパイクの感覚を確かめるなど、調整を続けました。
vs中部中学校 2-0
25-19
25-19
川越中の初戦の相手は中部中学校でした。
中部中学校は、その前の試合で第3セットまでもつれ込み、逆転勝ちをおさめるという、とても乗りに乗ったチームでした。
乗りに乗って勢いづくチームに対して、川越中は初戦だったので、まずは流れに乗るところからのスタートです。
そこが少し心配でしたが、スタートから絶好調のサーブ。そしていつもの練習通り丁寧にボールを処理し、スパイクを決めていき、一気に試合の流れを引き寄せました。20点を越えても、集中を切らすことなく攻め続け、1セット先取しました。
2セット目に入っても、慢心することなく冷静にボールを処理しました。
しかし、相手もサーブで攻めに転じ、連続で崩されるシーンも見られました。
嫌な空気が流れ始めましたが、その空気がコートに浸透しきる前に、メンバーでフォローし合い、そしてベンチの声援で流れを再度引き寄せ、勝利をつかむことができました。
vs 内部中学校 0-2
9-25
22-25
次の対戦相手は、内部中学校で、前評判もとても高いチームでした。
強豪校という先入観から萎縮してしまったのかもしれません。焦りから、先ほどまで見られた笑顔も消え、あっという間に追い詰められてしまいました。必死でつないだボールも相手の高い守備に拾われ、攻めあぐねてしまう。自分たちのバレーができなかった、どこか弱気な試合だった気もします。
2セットめに入っても、先ほどの空気を引きずったスタートです。焦りを払拭できず、序盤を終えます。
しかし、このままでは終わりませんでした。
スパイクをブロッカーに誘導され、拾われ続けた1セット目を反省し、下手に逃げの攻めをせず、味方のブロックフォローを信じて相手のブロックを気にせずスパイクを叩き込みました。
その強気なスパイクでブロックをはじきとばしたり、ブロックされても味方が拾って次の攻めにつなぐことができました。
全員で攻めて、全員で守る。そんな「全員バレー」を土壇場で完成させて、相手が戸惑うほどの追撃を見せました。
相手がマッチポイントを迎えても、プレッシャーに負けず、強気な姿勢を崩さず、攻めて攻めて攻め続けましたが、
惜しくも一歩及びませんでした。
試合後には、悔し涙が多く流れましたが、後悔はないという選手も見えました。
負けてしまいましたが、チーム一丸となって戦う姿はとても素晴らしかったです。
そして、今日まで本当に楽しかったです。ありがとうございました。
3年生はこれで引退し、受験勉強へ気持ちを入れ替えることになります。
これからは色んな事が起こると思います。どんなに辛いことがあっても、くじけそうになっても内部戦の2セット目のように、真っ向から立ち向かう、そんなあきらめない姿勢をこれからも持ち続けてほしいと思います。
暑い中、応援に駆けつけてくださった保護者のみなさま、本日は本当にありがとうございました。
2017年07月22日更新|学校の様子