【3年生保健体育授業(体育理論と実技実習)『文化としてのスポーツ「ボッチャ体験」』】3年生保健体育授業では「ボッチャ体験」に取り組んでいます。領域は「体育理論」。単元名は「オリンピック・パラリンピックを学ぼう」です。教室での理論学習だけではなく、実際に体験をしてみる。それが『ボッチャ体験学習』です!みんないきいきと取り組んでいます!
次の写真は、先週、先々週に3年生の保健体育授業において取り組んだ『ボッチャ体験学習』です。3年生の保健体育科の領域には【体育分野】【保健分野】【体育理論】があります。3年生では2学期からの保健体育授業を『体育理論』として取り組んでいます。
3年生では「体育理論③」として『文化としてのスポーツ』を学びます。この章で学習する3つの項目は次のようになります。
①現代生活におけるスポーツの意義
②国際的なスポーツ大会の意義と役割(オリンピックとパラリンピックを学ぼう)
③人びとを結ぶスポーツ
川越中学校では8年前頃までからコロナ禍までは、川越町社会福祉協議会の協力のもと、車椅子体験学習やボッチャ体験学習を総合的な学習における『障がいへの理解教育』の一環として実施をしていました。しかし、現在では、新学習指導要領のもと、教科書の内容も大きく変わり、保健体育授業としてより具体的にオリンピック・パラリンピックを学ぶ授業を実践していくことになっています。
川越中学校では「ボッチャ体験学習」のための用具を一式購入し、まずは3年生から取り組みをはじめました。国際的なスポーツ大会の意義や役割として、オリンピックとパラリンピックが開催される目的や意義も学びます。今現在の世界を見てみると、自国の領土を守るという大義のもと、人を傷つけ、人の命を奪い合うような戦争が起っている現実に目をそむけるわけにはいきません。
そのような世界にある許されない戦争という行為に対して、オリンピック・パラリンピックが開催されること自体が大きな意義と目的があることを子どもたちは授業で学びます。『世界平和と国際親善』です。川越中学校では、スポーツの本質を学びながらも、教室の授業だけではなく、クラスの仲間とともに、パラリンピックの代表的な競技種目である「ボッチャ」を体験しました。
9月上旬まで開催されたパリパラリンピックでは日本のボッチャチームが3位決定戦で韓国を下し、3大会連続のメダル獲得という嬉しいニュースや車いすテニスでは、男子の部では小田選手、女子の部では上地選手が金メダル獲得というように、世界での日本選手の活躍が毎日のように紹介され、子どもたちにも十分に伝わっているのではないかと思います。「ボッチャ日本代表の杉村選手」は、メダル獲得が決定した際のインタビューでこのような言葉を発信してくれています。
■「ボッチャの認知度は上がってきているが、まだ十分ではないと感じている。選手として勝ち続けることで、注目され、ボッチャの醍醐味(だいごみ)を世界に発信していきたい」
川越中学校の3年生では、すべてのクラスにおいて「ボッチャ体験学習」を実施しています。子どもたちは体育理論として、オリンピック・パラリンピックについて学び、その理論と知識を得て体験するボッチャ。子どもたちの取り組む様子は本当に良い表情で取り組んでいました。
2024年09月17日更新|学校の様子