【2学期2日目の様子から⑤】”4分53秒” 新しい校舎での初めての『自他の命を守る避難訓練(地震を想定して)』を実施しました。新しい校舎で初めての避難訓練。仮設校舎での「避難経路から1次避難場所」まですべてが新しくなるものです。『ます、やってみる!』。担当の森田先生はじめ夏休みから計画・準備・実施まで周到な用意をしていただいたこと、先生方がしっかりと目的と動きを理解して子どもたちの避難誘導を全力で取り組んでくれたこと。何よりも全校生徒のみなさんが、高い目的意識と、なぜ避難訓練を今日実施するのかを十分に理解してくれて真剣に全力で取り組んでくれたことが一番大切なことであり今日の大きな成果でした。避難指示が伝えられ、第1次避難場所に全校生徒が避難し、全員の人数点呼と報告完了まで「4分53秒!」。
本日9月3日(火)4限目。新しい校舎になって2日目で全校一斉に『地震を想定した「避難訓練」を実施』しました。昨日から全校での教育活動をはじめた新しい校舎での初めての「避難訓練」です。
『まず、やってみる!』それを合言葉に、新しく学ぶ仮設校舎での「避難経路を設定」し、次に「1次避難場所(避難箇所)を決める」そして、「1次避難場所での待機の仕方(集まり方)を決める」ということを夏休みから、担当責任者の森田先生を中心に丁寧に考設定をしてきました。今回の目的は「新しい校舎での災害時に安全に迅速に避難できるようにする~避難経路と避難時のポイントを知る」です。具体的な注意事項としては担任の先生から次の3点をポイントに確認をしてもらいました。
①しゃべらず、より安全に避難する。
②校舎内では歩き、校舎を出たら走って避難する。その後、一次避難場所(あいあいホール西側広場)へと移動・避難をする。
③すばやく整列、点呼ができるようにする。
みだしでも伝えたように、地震発生➡津波被害を想定しての避難訓練です。地震発生の緊急放送。そして、第1次避難場所(あいあいホール西側広場)への避難開始。全校生徒460名が「初めて記した避難経路」に沿って移動を始めます。校舎内はみんなしゃべらずに移動をします。道路を挟むため先生方が安全に誘導をし、3年生・1年生から順に避難➡整列➡点呼がはじまります。
新しい校舎での初めての避難訓練に不安もありましたが、『まず、やってみる!』。この避難訓練でそんな不安を消してくれたのは、やはり全校生徒のみなさんの迅速で的確な動きと、整列点呼までの一連の動きには4月の訓練と今までの積み重ねが成果として表れていたと思います。1年生は中学校ではじめての訓練です。防災担当責任者の森田先生からもお褒めの言葉があったように、全員が落ち着いて、全力に一生懸命に避難訓練ができました。
最後のクラスの整列➡点呼➡報告が終了するまでみんな緊張感を持って取り組んでくれました。避難開始のアナウンスから最終報告までのタイムは『4分53秒』でした。初めての試みですし、比較するものがありません。時間(計測タイム)だけを評価するわけではありません。しかし、川越中学校460名の生徒のみなさんと、教職員がみんなで目的意識をしっかりと持って取り組んだ避難訓練の成果がタイムにも表れていたと思います。校長からは『自分の大切な命を守るための本気で全力の避難訓練』であること。『大切な仲間の命を守るための本気で全力の避難訓練』ですと伝えました。
今回の避難訓練で見えてきた課題を基に、先生たちも避難経路を見直したり、第1次避難場所がこのままでいいのか。「第2次避難場所である朝日町民グラウンドまでの避難訓練」も今後、全校で対応をすすめていきます。「自他の命を守る避難訓練」。一人一人が高い目的意識と一生懸命な取り組みで「避難訓練も万が一の災害時でも対応できる訓練になる」と思います。川越中学校全員の一生懸命で目的に限りなく近づくことができた避難訓練になりました。
今後はより、実践的な避難訓練も計画をしています。いざという時に備えて。日頃から、「備えあれば憂いなし」です。毎日のように、日本全国では地震発生をはじめ、大雨からの土砂崩れ、河川の決壊等の自然環境が影響する自然災害が本当に多く発生しています。海にも、朝明川にも、員弁川にも囲まれた川越町。いつ何時起こっても不思議でないのが災害です。だからこそ、川越中学校では、真剣に取り組む避難訓練を継続します。
2024年09月3日更新|学校の様子