人権フォーラムでの学び【令和5年度「三重郡子ども人権フォーラム」に2年生の4名が参加をしました。】川越町・朝日町・菰野町から中学校・小学校の児童生徒が集まりました。川越中学校からも4名が参加し話し合いました。
本日11月28日(火)午後1時30分から菰野町役場にて『三重郡子ども人権フォーラム』が開催されました。
この取り組みは、三重郡人権・同和教育研究協議会が主催し、各町教育委員会と三重郡校長会が後援として行われる、三重郡の人権教育推進において大切にされてきた大事な取り組みです。三重郡の小学校・中学校からそれぞれ代表者3~4名(中学校は4名)が集まり、様々な人権問題や課題について話し合い、考え合う場です。
目的としては、人権問題や課題について真剣に考え、討議する場であることは間違いありませんが、同じ三重郡の学校で頑張っている子どもたちが、同じ目的を持って集まり、学校の枠を超えた学びの場であり、出会いの場でもあります。そして、この学びの場から、参加したメンバーが自分の学校に戻って、その学びの場から得たことや感じたことなどを還流報告としていろいろな形で考えながら、川越中学校の全校生徒へ伝える役割をお願いしたとも考えています。
昨年度参加をさせていただいた現3年生の2名の生徒は、今年の10月14日(土)四日市市文化会館にて開催された「三重県人権同和教育研究大会1日目の全体会」において、三重郡の取り組み紹介として「自身が参加をした三重郡子ども人権フォーラム」についての感想などを、菰野町・朝日町の代表者とともに、堂々とステージ発表をしてくれました。
川越中学校からは毎年2年生から代表者が参加をします。参加した2年生のみなさんは、自分の意見や考えを持って参加してくれました。初めての出会いと、初めての経験から緊張感いっぱいでスタートをしました。中学校グループは2つに分散して行いました。川越中学校の2年生担当の山本先生、菰野中学校・八風中学校の先生方が上手に、話しやすい雰囲気をつくるためにリードをしてくれます。ゲーム感覚で、楽しく自己紹介をし終わるころには、みんな笑顔で話しいに参加しています。そこからは、与えられた話し合いの課題について、参加した生徒たちで話し合いをどんどん進めます。「いじりといじめの境界線って・・・」「本当の仲間って・・・」というテーマに沿って話し合いが活発になっていきます。
初めての出会いであるみんなが、話し合い、語り合いながら、時間がたつにつれて「考えや想いをともに共有する仲間」になっていく様子がよくわかりました。きっとそこには、自分の話をしっかりと聴いてくれる、うなずいて共感してくれる、その言葉に賛同してくれる、拍手をしてくれる人がいて、自分を認められたという思いにさせてくれるあたたかな雰囲気があったからだと思います。
子どもたちの言葉からも、優しい言葉がけや、「ありがとう」という声もありました。かかわることの大切さ、周りの仲間の言葉から自分を見つめることができること。多くの学びがそこにはありました。はじめは、緊張感いっぱいな参加メンバーが、人権フォーラムが終わるころには、まだまだ話したりないなあという雰囲気もあったり・・・・しかし、参加したメンバーは充実感のある素敵な笑顔に変わっていました。
参加した4名のみなさん本当にありがとう!山本先生はじめ、川越町教育委員会の皆さま、今回のフォーラムを企画いただいた各町中学校の先生方、教育委員会の皆さま本当にありがとうございました。そして、参加した4名の背中を押していただき、作文等でもアドバイスをいただいたりして協力をいただきました2年生の先生方、保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
2023年11月28日更新|学校の様子