夏休みに向けての交通安全教室【「自分の大切な命を守る」、「他者の大切な命を守る」ことができる川中生であることを切に願っています】自転車事故の加害者にも、被害者にもならないために。
「自分やったら、どうするのか、どうしたら自転車事故を起こさないか」を自分事として考えてほしい。これは、今回の講話の最後に松下さんに伝えていただいた内容です。本日7月13日(木)2限目~3限目は「総合」の時間として、『夏休みに向けての交通安全教室』を体育館にて実施しました。講師は、四日市北警察署交通課総務部規正係の松下さんです。目的は、
■交通ルールについて再確認し、登下校時や夏休み中の生活の中で、交通安全に留意して生活しようする態度を育てること。
■自転車の正しい乗り方や歩道、横断歩道の正しいの通行の仕方について知り、安心・安全に気をつけて自転車運転ができる態度を育てること。
■自転車運転の加害者にも被害者にもならないために、自分事として話を聴ける態度を育てること。
川越中学校は昨年度から『命の大切さを考える講演会』として、1学期は三重県警察本部と連携して「交通事故被害者遺族会」から講師の先生をお招きしての講演会を6月に実施しています(2学期はLGBT性の多様性について深く学ぶ。3学期は「性教育」です)。また、1年生は5月に川越自動車学校と連携して「交通安全教室」を実施しました。今年度の1学期の4ケ月期間に「命の大切さを考える講演会」「交通安全教室」と合せて4回目の取組となります。回数だけ考えたら多く思われるかもしれませんが、全校生徒の約7~8割の生徒たちが「自転車通学」の川越中学校において、『安心・安全な登下校』・『安心・安全な自転車運転』は最重要課題として取り組んで行く内容です。交通安全にかかわる取り組みは、繰り返し、繰り返し行っていくことに「やりすぎ」はありません。自転車に乗っている以上、「軽車両」としての位置づけになります。川越中学校では、自転車通学に対して許可をしているのは、『交通ルールとマナーを守って、安心・安全な自転車運転ができる生徒』となっています。しかし、昨年度も、今年度に入っても、しばしば地域の方々から、川中生の自転車運転にかかわっての注意やお叱りを受けることがあります。一番多くいただく注意やお叱りとしては、『自転車の並列走行』です。本日の松下さんの講話にもあったように、自転車の並列走行は「道路交通法第19条により禁止」とされています。その並列走行によって、歩行者の安全を確保できなかったり、自動車の走行を妨害することにもつながっていきます。川中生の下校の様子から、並列走行による危険性や問題点もしっかりとわかりやすく伝えてもらいました。毎日何気なく登下校している自分の自転車運転を振り返り、車社会の一員として、自転車は「軽車両」としての責任と自覚を持って、もう一度自分の日常を顧みてほしいと思います。
そして、最後に伝えてもらった内容の、『交通事故に巻き込まれたり、交通事故が発生した場合の対応』についてもくわしく教えていただきました。講話の内容を、川中生のより現実的な課題や問題としてもわかりやすく、実践的な内容として、子どもたちが考えることができる講話をしていただきまして本当にありがとうございました。
【生徒を代表して生徒会副会長が松下さんに対して、お礼のあいさつをしてくれました】
(内容)僕が今日の講演で思ったことは、自転車の交通事故は「9割が交差点での一時不停止や安全不確認が原因」で発生していることを知りました。自転車は、交通弱者で交通事故の半数で被害者にも、加害者にもなりうるんだと思いました。さらに、自転車は「軽車両の位置づけ」だから、左側通行や歩行者優先などとたくさんのルールがあり、しっかりと意識しないと事故を起こしてしまい、親や家族に迷惑がかかります。だからこそ、後悔しないように気をつけていきたいと思います。
2023年07月13日更新|学校の様子