【1年生1組の美術授業から。私たち教師が日常的な授業改善の視点を持って。「わかる」「できた」と思える授業づくり】石田先生の美術授業から。子どもたちが班のメンバー、クラスの中で授業を楽しみながら、「知識と技能」「思考力・表現力」等を身につけます。
昨日6月2日(金)4限目の授業「1年1組美術授業」の様子です。川越中学校では、教員の授業力向上を目指して、教職員間で授業を公開をし、お互いの授業を参観し意見交流をしながら、自身の授業改善に活かす取り組みを行っています。「川越エキスパート」として、川越中学校の大切な教職員研修に位置づけています。川越中学校の教職員はもちろんのこと、アドバイザーとして三重県教育委員会北勢教育事務所から指導主事にも協力と支援をいただきながら取り組んでいます。川越中学校の「学校教育ビジョン(学活づくりビジョン)」において、一人一人の子どもたちを大切にした5つの取り組みの柱一つ『かわる・できたと思える授業』でのポイントは次の通りです。
①学び合う・教え合う授業づくり
②誰も一人にしない授業づくり
③日常的な授業改善
④指導と評価の一体化
⑤ICT機器の活用の日常化
⑥家庭学習の定着
昨日の美術授業では、上記の①~⑤までを1時間の授業の中で、大切に取り組んでいるのが石田先生の美術授業です。授業の単元は「クロッキー」です。「人物クロッキー」ということで、モデルになる一人が学習班のメンバーの前に立ち、「10分間」という時間の中で、いかに特徴を捉えて描けるか練習をします。制限時間を決めて、素早く人物(モデル)の特徴を捉えてスケッチブックに描くのでなかなか大変です。
その後は、班の中で一人30秒程の中で鑑賞したコメントをまとめます。班の鑑賞の中では、子どもたちがお互いの人物クロッキーの評価を楽しそうに話しています。そして、その後は、石田先生がクラスの生徒全員分の「人物クロッキー」をICT機器でもある、「書画カメラ」を活用しスクリーンに子どもたちの作品を提示し、全員で鑑賞をするとともに、短い時間で子どもたちにその場その場で、描き方・特徴のつかみ方・バランスなどを朱書きにてアドバイスをしてくれます。そして、クロッキーの評価をしてくれます。その言葉には、必ず子どもの作品をいっぱい誉めながらのアドバイスです。そんな授業展開に、こどもたちはそれぞれの作品に夢中になって見入っています。そして、自分の作品の的確な評価に笑顔いっぱいに見入っています。『誰も一人にしない授業づくり』、『学び合う・教え合う授業づくり』を大切にした授業となっていました。何より、1年1組の子どもたちが全員一生懸命に、そして仲間と楽しみながら授業に参加でしていたことが一番嬉しかったことです。
石田先生は、放課後に「事後研修」として、授業の振り返りと授業改善にむけての学びを行いました。
2023年06月3日更新|学校の様子