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【1年生人権学習『具志アンデルソン飛雄馬さんとの心を通わす出会い』】人権講演会を通した出会い学習。体育館での対面での実施。具志さんとの出会いが子どもたちの変容へ。本気で語ってくれた具志さんと本気で話を聴く子どもたち。

2月17日(金)5限目・6限目の総合の授業。1年生の人権講演会。講師は多文化共生NPO世界人の「具志アンデルソン飛雄馬」さんです。1年生では人権学習を4月から丁寧に大切に取り組んできました。人権学習は人権週間に行うためのものではありません。4月から、1年生からすべての教育活動を通して、学んでいく学習です。川越中学校では仲間との関わりの中で、「仲間づくり」を基軸とした人権学習を大切にしています。多くの人と関わることで、見えてくるものがあります。多くの人と関わることで気づくことがあります。多くの人と関わる中で自分が学ぶことがあります。人は関わりの中で成長していきます。2学期には、「命の大切さを考える講演会」として、一般社団法人ELLYの山口颯一さんに川越中学校にお越しいただき、『性別って2つだけ? 多様な性のあり方』というテーマで出会い学習を実施しました。子どもたちはこの「出会い学習」を通して、「生き方に触れてみる」という大切な時間を共有することができました。このように、川越中学校の子どもたちに、「生き方」を伝えてくれる人に出会わせたい。本気で正面から子どもたちに向き合う方と出会わせたい。その中で、子どもたちが本気で話を聴き、自分の生活を振り返りながら、自分のこれからの生き方を考える時間にしてほしい。具志アンデルソン飛雄馬さんとの出会いは、講演会の講師の先生と子どもたちという関係性よりも、一歩も二歩も前に進んだ『人と人の心が通う時間であり、心が通う関係性』となったと思います。ブラジルに移住した日本人の子孫にあたる日系3世の具志さん。日本に来てから受けてきた「差別」。具志さんには私たちには想像できないくらい辛くて理不尽な日本の心の壁、社会の壁にたくさんぶつかり、人を恨み、反社会的な行動にも走ったことがありました。しかしそこから必死で這い上がる姿=本気で生きようとしている姿をわたしたちにしっかりと見せてくれました。その時の具志さんに勇気を与えてくれたのも『人との関わり』でした。具志さんの本気の生き方を、子どもたちにもわたしたちにも正面から本気で語ってくれました。川越中学校1年生の子どもたちは、具志さんの想いを本気の姿勢で話を聴き、自分のこころの中に、頭の中に落とし込み、自分の目にしっかりと焼き付けることができたと思います。そんな子どもたちの姿に具志さんから、お褒めの言葉もいただきました。具志アンデルソン飛雄馬さん。本当に貴重な時間をわたしたちにつくっていただきありがとうございました。具志さんの「YouTube」でも川越中学校の1年生の講演会のことを語ってくれていました。しっかりとみさせていただきました。

また、当日は保護者の皆さまにも、大変寒い中、体育館までお越しいただきました。いつも川越中学校の活動に気をかけていただき感謝いたします。ありがとうございました。

【1年生生徒の感想から】

アンデルソンさんは病気になっても、子どものことを考えたり、本当に優しくて、人を大切に思う人なんだと思いました。辛い状況にあっても自分でなんとかしようという気持ちは素晴らしいと思いました。アンデルソンさんは、自分のしていたことが間違っているとわかって、いろんな努力をしていてすごいし、本当に人を大切にする人だと、いろんなところから伝わってきました。辛いことがあっても、行動すれば、きっと良いことがあることを学びました。

 

2023年02月21日更新|学校の様子

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