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【いのちの大切さを考える講演会②)性別って2だけ?~多様な性のあり方~】山口 颯一さんとの出会いから。「知ることからはじめる」そして山口さんの生き方に触れ、考えてみる。

今週の月曜日。12月12日の1・2限目は「いのちの大切さを考える講演会②」として、一般社団法人 ELLY 代表の山口 颯一さんを講師としてお招きし、『いのちの大切さを考える講演会②』として、「性別って2つだけ? ~多様な性のあり方~」というテーマのもと講演をしていただきました。川越中学校が大切にしている「いのちの大切さを考える講演会」は「出会い学習」でもあります。講師の先生の「生き方に触れてみる」。そして周囲の人や仲間のこと、自分のことをしっかりと考えるきかっけにする。出会いを通じた講演会から「いのちの大切さ」や「自分らしく生きること」を考え、気づき、そして自分事として受け止め、学んでほしい。そんなねらいのもと講演を実施しました。しかし、大切な出会いと学びの場である講演会を、コロナ感染症拡大により、3年生だけ体育館で、1年生と2年生が教室にてオンラインでの開催。しかし、教室での振り返りの時間には、山口さんに1・2年生の教室にすべて入っていただき交流する時間をとっていただきました。校長としては、今回の大切な講演を聴けなかったこと、同じ空間に居ることができなかったこと、子どもたちの顔の表情、子どもたちの空気感を熱量を直接感じとることができなかったこと。本当に心残りです。しかし、子どもたちの素直な振り返り、自分事ととして多くの子どもたちが受け止めていた振り返りの内容。その子どもたちの言葉を「学級通信」、「学年通信」としてつないでいただいた担任や学年の先生方。先生方の生の声からも、今回の講演会が、子どもたちの「たしかに生きる学びの場」となったこと。山口颯一さんとの出会いが「子どもたちの心の中にしっかりと残ったこと」。そして、「自分と重ねて考えることができたこと」がよくわかりました。コロナ禍においてでも開催させていただけたことに感謝し、貴重なそしてこれからの川越中学校につながる時間をつくっていただいた山口颯一さんに感謝とお礼を申し上げます。そして、講演会をしっかりと聴き、しっかりと振り返りをしてくれた全校生徒のみなさんにも感謝します。ありがとうございました。

【 子どもたちの感想のほんの一部を抜粋して 】

◆自分が友だちからLGBTに関する相談を受けたときは、拒絶したりするのではなく、まず相手を理解していきたいと思います。理解することでより相手を知ることができて、友だちの本音も聴けると思うし、相談もしやすくなる。まず、相手を理解して受け入れることから始めていきたい。

◆「LGBTQ]にかかわる内容はもちろんのこと、このことだけのなはしじゃなくて、これは、ほかの特徴を持った人、人種や民族が違う人でも「受け入れる」ことで、関わることができるのではないかと思いました。多くの人、いろんな人との関わりの強さが、本当の楽しさをつくると思いました。

◆私たちが、山口さんの内容から学んでいかなくてはならないのは、理解するということと、みんなに安心して話すことができる環境をつくることが大切だと考え直すことができました。けれどこれは、LGBT、性同一性障がいだけの問題ではありません。他のどんな悩みでも同じです。みんなに伝えられなくても、誰かに少しでも話して安心できるような、クラス、学年、全体でも個人でも、そういう雰囲気がつくれるようにしたいです。

◆自分の特徴を強みに変えるという考え方は、ぼくにはなかったから、知ることができてよかったと思います。今日はこれからを生きていくのに関係することばかりだったから、今日学んだことは、大切にする。

2022年12月15日更新|学校の様子

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